ロスカットとは

 

 

ロスカットとは、含み損の発生している取引商品の「強制決済」のことを意味します。主に、含み損によって減少した証拠金維持率の低下によって発生する為「強制ロスカット」とも言い、業者によってロスカットされる水準が異なります。

 

  • ロスカットってどうやって発生するの?
  • なんで強制ロスカットがあるのか知らない
  • そもそもトレーダーにメリットがあるの?

 

 

そんな疑問を始めは持つ方も多いはず。

SNSで実際にトレーダーとしても活動しているわたしが、「ロスカット」について仕組みからメリットまで解説します。

 

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ロスカットとは

 

文字通りロスカットとは含み損の発生している商品の「強制決済」を意味しており、マージンコールとも呼びます。厳密には「レバレッジをかけて取引している場合にロスカットが発生される仕組み」の事であり、証拠金維持率の低下に伴って発生するシステムです。

 

トレードを行う場合、わたし達はレバレッジを用いて資本金以上の金額を動かして日々トレードを行っています。そのため取引しているポジションの含み益/含み損が増減する度に、比例する様に「証拠金維持率」の増減が発生します。

 

証拠金維持率とは何ですか?
保有しているポジションの時価評価総額に対する必要証拠金の割合の事です。分かりやすくゲームでイメージするのであれば、自分自身のHP(体力)の割合の様なものです。つまり、含み益が大きくなれば大きくなる程維持率は「大きく」なり、含み損が大きくなればなる程、維持率は「小さく」なります。
そして、この「証拠金維持率の割合」によってロスカットの是が非が問われる訳です。この割合は業者によって異なります。

ロスカットの2つのメリット

 

「強制決済」と聴くとネガティブなイメージが付きやすいですが、どうしてどの業者もロスカットシステムを導入しているのでしょうか?

ここではロスカットのメリットについて

  • FX業者視点
  • トレーダー視点

 

の2つの立場から中立的に捉えていきます。

 

トレーダーの「資産」を護る為

 

 

わたくし達トレーダーはレバレッジを活用してトレードを行っている以上、時に自己資産以上の損失を生み出すリスクを常に内包しています。

 

強制ロスカットというのは言わば「トレーダーの元本割れを抑える為の必要最低限の措置」であり、それ以上の何物でもありません。

 

とりわけFX初心者の場合は

  • 損切が中々出来ない
  • ナンピンのしすぎ
  • 含み損が多くなりすぎて諦めモード

 

と言った自己バイアスにかかる事は珍しいことではありません。非常によろしくない状態ですが主体的に損切が出来ない状態ですね。

現実問題としてこういったトレーダーは一定数存在しており「保護」と言った観点からもロスカット制度は資本金を護る為に有効なファクターの一部となっています。

 

FX業者の「利益」を護る為

 

あまり考え方ことすらないかもしれませんが、FX業者自体もれっきとした「ビジネス」です。
従って顧客である我々トレーダーを介しながら自らの利益を追求する必要性があります。

 

仮に、顧客が資本金以上の損失が発生した場合それは顧客の損失となり補填する「義務」が生じます。

 

しかし、

  • リーマンショック
  • スイスフランショック
  • 東日本大震災
  • 英国民投票(ブレクジット)
  • 米国大統領選挙

 

と言った世界的情勢の場合、ロスカット機能が間に合わず多額の借金が発生した場合、トレーダー達が返済出来るだけの経済能力が無い場合

丸々業者の損失となってしまうわけです。このような未曾有の自体を避け「業者の利益を護る」為にも、トレーダーの資本金以上の損失は発生されては業者サイドも非常に困る。

というのが実情です。

 

 

ロスカット制度が追い付かない場合がある

 

いくらトレーダーの資産を護るロスカット制度が存在すると言っても

  • 急激なレートの急変動
  • フラッシュクラッシュ等でオーダーが追い付かない場合

 

制度が追い付かず「資本金以上の損失が発生する場合」があります。

 

①オーダーが追い付かない

 

わたし達のロング/ショートといったオーダーはFX業者を通して時に相対取引(呑み行為)をしたりしながら、インターバンクと言われる市場に流されて約定がされていきます。

つまり、FX業者というのは自分のポジションを作る為の「仲介役」ということです。

 

普段であれば問題なく、注文や約定が出来る場合にも為替の世界では数年に数回急激な大暴落/大暴騰を発生するときがあります。

過去に合った急変動一覧

  • 英国民投票(ブレクジット)
  • 米国大統領選挙
  • スイスフランショック
  • リーマンショック

 

リーマンショックは誰でも一度は聞いたことがありますよね。

これらの急変動時には値幅が一瞬にして数百pips~1000pips以上の値幅が動くことも少なくない為、普段では中々ありませんが「ポジションの注文自体が間に合わない」ケースが発生します。

動画でよく分かるスイスフランショックの値動き

動画が非常に分かりやすいですがこういった大暴落の際には

  • 強制ロスカットの制度や注文が間に合わない事がとても多い
  • 結果として非常にズレたレートで約定される

 

事となります。

当然、強制ロスカットが間に合わない=資本金以上の損失が発生することを意味しますから、わたしたちは追証を支払わなけばならなくなるのです。

 

 

②制度そのものを鵜呑みにしない

 

当たり前の話ですが、強制決済はトレーダー保護の為の最終措置と言っても過言ではありません。

 

従って日頃から

  • 損切を付ける習慣
  • ストップラインを明確に決める

 

事が何よりも重要になります。具体的な未然に防ぐやり方の一例についても学びましょう。

 

 

ロスカットを未然に防ぐ2つの予防策

 

自己資金は言わばゲームで言う所のHP(体力)です。

 

この体力を如何にして守り、そして強制的なロスカットによって大幅なドローダウンをせずにトレードをしていくかというのが重要です。

①証拠金維持率を上げる=資本金の増加

 

ロスカットは証拠金維持率の低迷によって発生する為、「証拠金維持率を増やす」=資本金を増やす のも有効的な手段の一種です。

 

当然、資本金が増えることによって維持率も上がりますから強制決済されない様に防げます。しかし、上記で述べている様に
突発的な急変動時には増やした資本金も丸々無くなってしまうリスクもありますし、そのまま相場の流れに沿って減少していく事もありますから一過性の対処法と言えるでしょう。

 

市場に晒す「リスク」を考える
FXをする場合、大まかに分けて
  1. レバレッジ活用による損失「割合」のリスク
  2. 市場に晒ける「資金」のリスク

 

 

の2種類のリスクが常に存在します。つまり、わたくし達は日々市場に参画している時点で危険性を内包しているという事です。

 

トレードをする/しないに関わらず密接に関わってくるのがこの「資金」のリスク。参画する前に今一度見つめ直してみませんか?

 

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②取引をするロットを減らす

 

わたし達はレバレッジを活かしてポジションを持ちますが「ロットの大きさ」も証拠金に密接に関わっています。

 

ロットが大きくなればなるほど必要な自己資金が増え、ポジションを持つために証拠金維持率が減少します。レバレッジを最大限活かしてポジションを持とうとすれば

その分大幅に減少するのでロスカットまでの水準がぐっと早くなることが分かるでしょう。

 

従って、取引を行う前の段階からロットを減らしたり、小さくすることで資本金に対する損失割合を減らすことに繋がり、ロスカットを未然に防ぐための良いファクターの一部となるのです。

自分に適切なロット数を考えよう

 

トレードにロスカットが必要不可欠な存在である以上、「自分にとって適切なロット数を考える事」は何よりも重要項目の一種であります。
そこには、ただ闇雲に決められるものでも断じてなく
  • 数値を「割合」で捉える重要性
  • 自己のメンタルや心の在り方

 

 

が非常に色濃く反映されるからです。

 

そしてFX初心者の段階でロスカットも含めた「トレード全体」に対する捉え方や価値観の是正を促す事で中長期的にやってくる「壁」に対して柔軟に取り組む事にも繋がっていきます。

 

 

自分自身に本当に適したロット数を見極める事でロスカットに対する防御力を高めていきましょう。

 

 

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