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FXスプレッドが広がりやすい理由は何故ですか?

 

 

 

スプレッドはわたくし達個人トレーダーにとっては業者側に取引に応じて支払う「手数料」であり、業者側にとっては貴重な「収益源」の一種です。

そしてこの金額の支払いと受け取りを通してある意味「ビジネスパートナー」の様な関係を双方で築いている訳です。

 

 

当然、各業者によってこの手数料となるスプレッドは変化することとなり、個人トレーダー達はどの業者を行使するのか自由に選択出来る「権利」を有している訳です。

 

 

国内の殆どの業者では原則、「一律固定」でのスプレッドを採用していていますが市場の動向によってこの固定が無くなり局所的に変動するケースも少なくありません。

 

  • どうしてスプレッドが拡大するのか仕組みを知りたい
  • 具体的にいつ気を付ければいいのか?

 

初心者がついつい見通しがちな取引環境の「内部に対する理解」を深めていきましょう。

 

 

 

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スプレッドが広がる理由

 

 

わたくし達が使う殆どの国内業者では「相対取引」によって日々トレード環境が提供されています。

 

相対取引とは何ですか?

相対取引(あいたいとりひき)とは店頭FX業者との取引形態を意味しており英語ではover the counter=「OTC取引」とも言われます。取引所を通す事なく、買いや売りの取引をFX業者と行います。

例えばドル円を買う場合、業者は売り手となりドル円を提供してくれるのです。反対に、ドル円を売る場合業者は買い手となって提供してくれます。

この影響により個人トレーダーの多くの方にとってはスプレッドは「原則固定」と言った価値観が非常に強い方が多く散見されます。

 

これは一重に

  • 国内業者同士で過激なスプレッド競争をしている
  • 殆どの業者が相対取引を採用していること

 

 

に起因しているだけであり、実際には各業者の運営方針や金融市場の動き方によってスプレッドが広がるケースは非常に多く存在します。

 

業者及びシステムの「裏側」に対する理解を深めましょう。

 

 

 

ハッキリと理解、していますか?FXの相対取引とはコストと密接に関わるシステム制度

流動性が極端に低下すること

 

 

そもそも為替レートとはどうやって決まっているのかご存知でしょうか?

 

為替のレートはインターバンクでbid/ask、転じて買い手/売り手双方がマッチングすることで初めて成立します。

 

例えるなら、株式市場の板取引がイメージしやすいです。

 

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株式市場の板。買い手(右)と売り手(左)の値段がマッチすることで初めて値段が付きます

 

上の画像で考えてみると1390円で売りたい人(左)が約2,414,600買いたい人(右)が1,352,800しか存在せず売り手が二倍近く多くなっています。

つまり、1390円では売りたい人が多すぎて値段は成立せずより下へ下へ、2,414,600分の注文が約定出来るレートまで値段を切り崩すことになるのです。

 

上記の株式の板が分かりやすい例ですが為替レートであってもある特定の値段で買いたい/売りたいと思う人がいなければその値段でレートは約定しません。

 

 

 

つまり、流動性の低下というのはこの買い手と売り手の双方が極端に偏るか、値段を付けるだけの十分な商いが乏しい事を示唆しているのです。

 

 

満足なカバーディールが出来ない

 

流動性の低下とは同様の問題として、業者側が満足に「カバーディール」出来るのか?という事がスプレッドの広さに大きな影響を与えます。

 

カバーディールとは何ですか?
カバーディール(カバー取引)とは、FX会社が顧客との取引に対してインターバンク市場で反対売買を行い為替変動リスクを抑えることを意味しており主に相対取引の業者で行われます。

例えばトレーダーがFX業者に買い注文をした場合、業者側は同じ量の売ポジションをトレーダーに提供することになります。

そうなると当然、業者側の残高は減少してしまいますからインターバンク市場で同じ量の買取引を行う事(反対売買)でFX業者の持ち分は無くなり、為替変動による増減リスクを無くす事に繋がるのです。

 

原則、日本国内の殆どのFX業者では相対取引によってわたくし達にトレード環境を提供しています。

 

つまり、業者が顧客(わたくし達)の取引やポジションを満足に市場で捌いたり相対出来ないと判断した場合には苦肉の策としてスプレッドを広げる事で円滑にカバー行為が出来る様に措置を取ります。

 

スプレッドが広がるという事はその分業者の収益にもなりますが、約定する際の価格がその分開き不利なレートとなる事で業者側としてはカバーディールが出来やすくなる事にも繋がります。

 

 

重要なことは業者側も慈善事業ではなく会社の収益をメインとして取引を行っていること。

 

つまりわたくし達は相互の利益追求の為に締結された「ビジネスパートナー」だという認識を忘れてはいけません。

 

 

FX カバー取引について

取引の「裏側」を知るFXのカバー取引とはトレーダーと業者を繋ぐ欠かせない仕組み

 

 

ボラティリティの大きい市場

 

 

流動性とニュアンスは若干異なりますが金融市場では時期によってボラティリティ=1日の変動幅の大きさに非常に特徴や差が出ます。

 

 

それは一重にマーケットメイカー(流動性を提供している業者達)の動向も起因しており、ボラティリティが大きい市場ではレート間のbid/askが比較的薄くなります。

 

 

当然、その分フレキシブルにレートも市場も動くのですがそうなるとFX業者としては平時の様なタイトなスプレッドではカバーディールそのものが現実的に難しくなってきてしまう為

値動きの大きい市場ではスプレッドが開きやすくなる傾向が強いです。

 

 

当然、ボラティリティも収束をはじめ値動きが落ち着いてくるとbid/askの厚みも増しマーケットメイカー(流動性を提供する業者)達も普段の動きに戻ってくるため
業者側のスプレッドもタイトで閉まりのあるいつもの状態に戻ってくることを忘れずに。

 

 

広がりやすいタイミング

 

 

スプレッドの広がるメカニズムを理解した所で、次は実際にどういったタイミングで広がるのか?を理解しましょう。

 

特にスキャルピング等の非常に短い時間軸で取引するプレイヤーにとってたった数銭(0.1pips)の違いでもその手数料は死活問題となり得ます。

 

 

経済指標や要人発言

 

経済指標や要人発言は市場を動かす格好の「タイミング」です。

 

指標の結果や発言の質によって瞬間的に多大な注文と売買が市場に走ることになるわけです。

 

特に近年ではインターネットと技術の革新によって金融市場でもアルゴリズムを用いた自動売買を行っているプロのヘッジファンドやプレイヤーが多岐に渡って存在します。

勿論、FXを行う外国為替市場においても例外ではありません。

 

 

夜間や早朝の閑散期

 

流動性はプレイヤーの総量に比例する為、日本時間夜間や早朝の様なNY等主な市場が閉幕している時は極端に商いが低下します。

 

時刻にするとおよそAM06~AM07の期間が該当します。

 

厳密にはニューヨーク市場閉幕後からオセアニア市場が開いているのですが一日の始まりという事も相まって非常に人及び商いが乏しくなる傾向にあります。

 

当然、流動性が低下するだけでなく需給自体も著しく低下する為インターバンク上でもレートが飛びやすくなるのです。

 

 

早朝は突発的にレートが変動することも少なくありませんが殆どはこの商いの乏しさに起因します。

 

 

故に米国市場閉幕後の早朝に関しては取引すること自体を避ける様にしましょう。

 

 

週明けの窓開け

 

わたくし達は土日はFX取引が原則的に出来ない為、週明けの月曜日は定期的にギャップアップ/ダウンと言ったレートの開き、「窓開け」が発生する事が珍しくありません。

これは土日に起こった世界情勢の変化や要人発言によって売買の需給そのものが変わることと、中東では土日も薄商いながら取引が活発に行われているからです。

 

従って一般的な市場が開く月曜日になるとその影響がダイレクトに波及する為、ギャップアップ/ダウンといった現象が起こります。

 

冒頭のbid/askを思い返してください。

 

ただでさえ早朝は流動性も飛びしく参画者も少ないなかで急激にオーダーが重なったらどうなるでしょう?

 

当然、商いも少なく満足に約定しないことから「値飛び」を起こしやすくなるのです。

 

週明けは国内業者によっても開く時間はばらつきがあるのが現状で、その分スプレッドの開き具合も業者毎に異なります。

 

自分が使用している業者の週明けの取引開始時間は忘れずに確認しましょう。

 

 

祝日や市場の閉幕期間

 

FXは平日であれば市場は24時間常に開いていて取引が出来ると思いついつい忘れがちになりますが

 

各国の祝日や季節性のイベントに市場の商いは非常に大きく左右されます。

 

例えば日本のゴールデンウィークであればロンドン時間までの朝方=東京時間は東京市場が閉幕していることから商いが乏しくなりますし、

それは米国や英国の祝日であっても変わりません。

 

特に、世界的に大きな行事の一種である「クリスマス」はどの国もシーズンになると市場が閉幕する為、取引そのものの停止や短期営業の措置が取られるのです。

 

 

 

人がいないことは直接的に市場全体の商いの低下そのものを意味します。従ってスプレッドも平時よりも拡大し数pipsの開きが続くことがあるのです。

 

スプレッド拡大の2つの対策

 

スプレッド拡大までの仕組みとタイミングについて理解した所でわたくし達に出来得る「対策」は果たして一体何があるでしょうか?

 

頭の中の捉え方を変える事でよりストレスの無い環境を生み出していきましょう。

 

スリッページ設定を行おう

 

 

 

わたくし達が注文を出す時、指値や成り行き、IFDOCO注文と言ったオーダーの何かしらを使って取引しているかと思います。

 

そのオーダーの詳細設定の一種にスリッページ設定があることはご存知でしょうか?

 

 

スリッページとは何ですか?
スリッぺージとは注文で出した価格と約定価格の「差」を示しています。相場の急変動、流動性低下時に起きやすく指値ではない成り行きの場合は数pips単位でズレることも珍しくありません。またそういった状況の時にスプレッドが拡大する傾向があります。
どの業者でもトレード注文の項目でほぼ必ず設定項目が存在し、ここで任意のpipsを選択することで新規取引時のスプレッドの広がりや極端な滑りを避ける事が出来ます。
GMOクリック証券さんから。項目を記入することで不本意な約定を避ける事が出来る
FXスプレッドの広がる対策

 

 

この機能を使う事で成り行き注文時の約定やスプレッド広がりの対策に非常に有効的に活用することが可能です。

 

 

 

取引する時間軸を短くする

 

 

 

読み手の方の中にはゆったりとした値幅を好む方や日常生活の兼ね合いからスパンの大きい日跨ぎ等を行う「スイングトレード」を主流に参画している方も一定数いらっしゃると思います。

 

スイングトレードの場合、

  • 早朝のレートの開きを意識して損切許容幅を想定する
  • 週明けの拡大したレートや跨ぐタイミングをよく考える必要性がある

 

 

ことからもスプレッドの拡大は無視出来ない要素の一種となっており、初期の頃に早朝や週明けのレートを熟知せずにロスカットにかかってしまってポジションが消滅した経験がある方は少なくないのではないでしょうか。

 

そこで時間軸を短くすることで=デイトレードやスキャルピングに取引のスタイルを変える事でいやらしいスプレッド懸念を払しょくしながらストレスを感じずに取引するのも解決策の一種です。

 

 

ただ、取引スタイルが変わる事で時間軸だけでなく「優位性」や「デメリット」も非常に大きく変化していきます。

 

 

スプレッドやコストを懸念してただ変えればよい訳では断じてなく、また各々の「適正」も十人十色です。従って複数の時間軸を上手く組み合わせながらメリットとデメリットを実践をもって実感することで自分にとって一番やりやすいスタイルを確立する良い一助に、まだ見ぬ自分の可能性を開拓する一助になるかもしれません。

 

スキャルピングとは

自分の方向性を開こうスキャルピングとは?FX初心者が必ず覚えておきたいこと

 

 

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